今夏、高校野球の広島県代替大会で創部初となる4強入りを果たした武田(東広島市)が、9月19日に開幕する秋季広島県大会でさらなる躍進を狙っている。岡崎雄介監督(39)は夏4強に「(コロナ禍で)他校の練習時間が短かったので」と控えめながらも、「打った投げた以外に精神面でも成長してくれた。勝つことで子どもたちは変わっていく」と確かな手応えをつかんだ。 学校の方針で平日の練習時間がわずか50分と制約がある中、従来の高校野球の常識にとらわれない指導で、創部13年目ながら強豪校に肩を並べるところまで来た。フィジカル面では個々に合ったトレーニングメニューを組んだり、食事や体重の管理を徹底。投球や打撃のデータ収集が可能なラプソードを導入し、動画を使った練習にもいち早く取り組むなど最新のITも駆使しながら、短い練習時間をカバーしてきた。昨年のドラフトではエースの谷岡楓太投手がオリックスに育成指名され、同校初のプロ選手も誕生した。