新型コロナウイルス感染拡大を受け、宮崎県の河野俊嗣知事は15日の記者会見で、プロ野球やサッカーJリーグのキャンプを無観客で行うことと、選手らの不要不急の外出自粛を要請したと明らかにした。これを受け県内でキャンプを行う巨人、ソフトバンク、広島、オリックス、西武、ヤクルトの6球団は、政府と宮崎県双方の緊急事態宣言が解除されるまで無観客で実施することを発表した。 コロナ禍の猛威が、南国・宮崎で“春の風物詩”となっているキャンプ観戦にも暗い影を落とした。同県内でキャンプを張る6球団はこの日、河野知事の要請を受けて無観客で実施することを発表。期間は政府と宮崎県独自の緊急事態宣言が双方とも解除されるまでとした。
日本ラグビー協会は15日、オンライン会見を行い、現行のトップリーグに代わり、来年1月に開幕を目指す新リーグについて概要を発表した。 国内リーグの発展、日本代表の強化、19年W杯のような熱狂を日常とすることを目的として発足する新リーグには、TLのチームなど25チームが参加を表明しており、3部制を採用。毎年入れ替え戦を行うオープンリーグで、初回の振り分けは今季のTLの成績を参考にする予定となっている。世界基準競技レベルを求める最上位のディビジョン1(1部)は12チームの2カンファレンス制となる。ディビジョン2は7チーム、ディビジョン3は6チームとなる。またサッカーなどで定着している「ホーム&アウェー」の呼称を「ホスト&ビジター」とすることを徹底する。
9月に開幕するサッカー女子のプロリーグ「WEリーグ」に参入するINAC神戸は15日、日テレから日本代表GK山下杏也加(25)が完全移籍で加入することを発表した。INAC神戸は正GKのGKスタンボー華(22)の大宮への完全移籍が発表されており、守護神補強が急務となっていたが、日本代表37試合出場を誇るなでしこジャパンの正守護神を獲得することに成功した。 INAC神戸では今オフ、日本代表FW岩渕真奈、DF鮫島彩ら主力の退団が続いている。中でも昨季リーグ全18試合に出場したスタンボーが移籍するGKの補強は必須となっていたが、実績あるなでしこジャパン守護神の獲得をしっかりと進めていた。